Sporadic, But Never Quit

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USGKZ インタビュー05

SK8NIKS加入編

 

▶SK8NIKSも専門学校で知り合って結成されたのですか?


USGKZ「ラージが始まった後に専門学校のイベントでその日限りのバンドやることになって、なんか知らんけど俺がドラムやったんよ。」


▶急ですね。


USGKZ「ドラムやってって言われて、やった事なかったから1か月間くらいガチで練習して、それなりに出来るようになって、そのままドラム辞めたらせっかく練習した時間がもったいないなぁて思って。じゃあ、俺がドラム叩くバンドをやりはじめたらいんだって。イチからメンバー探すのはしんどいから、ドラムを募集しているバンドをみつけようと思ってDollのメンバー募集コーナーみて、SK8NIKSがドラム募集していたから電話して、ドラムとしてSK8NIKSに入ったんよ。」


▶ではSK8NIKSは元々あったバンドに加入したんですね。


USGKZ「うん、でも俺が入るまえに1回か2回ライブやったくらいで、まだ生まれたてだった。」


▶ラージとSK8NIKSはほぼ同時期にスタートしているんですね。


USGKZ「2,3か月くらいしか間ないと思う。」


▶Floppy ass時代はOAC、IdolPunch、Hashdumに影響を受けて、ラージはFruityとIdolPunchの中間を狙っていたとの事ですが、SK8NIKSはどんなサウンドを目指したんですか?


USGKZ「USハードコアやね、Bad BrainsとかMinor Threatとか。Floppy assのボーカルがUSハードコアに詳しくて、そういう音楽をよう教えてもらって聴いてた。初めてBad Brains聴いたときにこんな音楽あるんや!って衝撃やったね。」


▶昔Dollに掲載されていたSK8NIKSのインタビュー記事にメンバー3人はUSハードコア好きで、ベースの方だけUKハードコアが好きと書いてあった記憶があります。


USGKZ「あれね、俺らの悪乗りでね、ベースの奴だけ服装がUKってわけじゃないけど、あまりUSHCっぽくなくてUKパンクっぽい雰囲気だったんよね。そんでこいつはUKハードコアしか聴かんっていう設定にしようって言って(笑)。」


▶プロレスのギミックみたいですね(笑)。実際にベースの方はUKハードコア好きではなかったのですか?


USGKZ「全然全然。Dischargeくらいしか知らんと思う。」


▶うわ、私その設定に思いっきり騙されてましたね。SK8NIKSは上杉さん最初ドラムで、途中ギターが増えて、減って、、


USGKZ「また4人になって、俺がドラムを辞めたくなって。」


▶辞めたくなっちゃんですか(笑)。


USGKZ「うん、しんどいから(笑)。弦楽器が一番できるから。やっぱね、一番出来るものにしたほうがよいと思う。そっちのほうが絶対かっこよくなる。」


▶SK8NIKSでは今ベースですか?


USGKZ「そうそう。」


▶5人組からギターが抜けたときに一時期上杉さんがギターでしたよね。


USGKZ「ギター抜けてドラム入って一時期ギターしとったな。」


▶その時、私難波のどこかのライブハウスで見て、ベースは当時Hard Core Dudeの女性だった気がします。


USGKZ「あーそうそうそう、703ちゃんていう子にサポートでやってもらってた。そこからベースが入ってしばらく活動して、Scottish(Fold)とのスプリットは俺がギターだったはず。その後でベースの人が辞めて、俺がベースに戻って。それからTerrible JokeっていうバンドのJamesっていうのがギターで入って。」


▶海外の方ですよね。


USGKZ「そうそう、エクアドル生まれエクアドル育ちのアメリカ人。日本在住。」


▶で、最近更に一人ギターが入って。


USGKZ「(2018年)7月くらいに入って5人になったけど、つい最近意味不明の理由で「俺辞めるっす」ってなって、なんやねんあいつ、ってなってるところ(笑)。で今は4人だな。」


▶SK8NIKSとして基本的にギターは2本という考えなんですか?


USGKZ「出来たらいいなと思ってる。でもおらんやったら4人でもいいやとも思ってる。」


▶メンバー皆さんスケボーが好きなんですか?


USGKZ「えーとねー俺もやってたんだけど、今はやってない。スケボー好きだったメンバーはみんな辞めてったね(笑)。」


▶(笑)。当初はスケボー好きの集まりだったんですよね。


USGKZ「でもね、バンド名つけたのは一切スケボー乗らへんボーカルのHissanだから。」


▶え?!このジャケの方はボーカルの方じゃないんですか?(黄色いジャケットのCompact Diskというタイトルのアルバム)


USGKZ「いやちゃうちゃうちゃう、全然。Hissanがスケートロックみたいなんが好きで、憧れとしてのスケートボード。」


▶ではボーカルの方はスケボーしないんですか?


USGKZ「しない。俺がスケボーしよったときに、名付け親なんやからプッシュでもしてみいっていうたら、辞めとくわ、って言って拒否したくらい(笑)。」


▶ちょっといい話ですが、ジンに書いていいのか悩ましいですね(笑)。ではバンドとしてスケボーができることを信条にしている、とかではないんですね。


USGKZ「全然ない。もはや楽曲も早くないし、短くもないし。ハードロックっぽくもあるし。」


▶今年(2018年)発売したカセットめちゃめちゃいいですよね。


USGKZ「やっぱね俺がドラムをやめたんが一番よかったんよ(笑)。英断やったと思うわ。俺じゃなくて片山がドラムが叩いてるっていうのが重要なんよ。俺あいつのドラムが好きでね。」


▶いつの頃からか、ボーカルの方の歌い方もかなり変わりましたよね。


USGKZ「昔は歌詞の感じとかあやふやだったんよ。GAUZEとか聴いてたらボーカルが一番でかくて、そこでやっぱりぐっとくるから。SK8NIKSも全編日本語詞にせえへんかって言って、今の感じになった。」


▶最近新しいカセットをリリースされましたけど、4曲目の「Step on bad dream」がすごく良いですよね。この曲って過去に音源になっていませんでした?


USGKZ「ありがとう!音源になっていたのは2曲目の「解き放たれたリズム」でオムニバスに入ってた。「Step on bad dream」はDead KennedysとかNo means no with Biafraみたいな感じにしようぜ、って言って作って、一回試しにBandcampにあげたな。ちょっと前にカナダからきたバンドと一緒にライブしたときに「お前のベースはNo means no みたいで良かったぜ」って言われてうれしい!ってなったな(笑)。」